副業やブログを始めて以前よりも長くパソコンで作業するようになった人も多いのでは無いだろうか。
今回はそういった人のためのパソコンスタンド入門機として「MOFT」を紹介したい。
目次
購入に至った背景
最近、パソコンを使っていると首、手首に痛みが生じるようになった。特に手首はタイピングする度に痛むので、悩まされた。
原因を調べたところ、会社のデスクが低い事で下の図の様にパソコンを見下ろす形になりストレートネックになっていた事、またタイピングする際に手首が甲側に伸び腱鞘炎を起こしていた事が原因のようだ。
状況を含め総括すると、パソコンの画面が低い事とキーボードが水平である事に由来すると判断した。
仕事環境にあったパソコンスタンドを選ぶ~携帯性と簡便性の両立~
仕事の効率を低下させていた手首の痛み改善を優先し、パームレストの購入も検討したが、パソコンスタンドは首、および手首の角度まで改善されるとのことなので今回はパソコンスタンドの購入に踏み切った。
また弊社はフリーアドレスで、また会議等でパソコンを持ち運ぶ必要がある為、携帯性というメリットを享受するためにも、今回は持ち運べるパソコンスタンドを前提に検討を始めた。
スキー板っぽいパソコンスタンド~安定性はよい~
一番はじめにAmazonで目に入ったのが、この折り畳みスタンドである。この折り畳みのメカニズムに引かれて購入に至った。
使い始めてすぐデメリットに気づいたのだが、展開しないとスタンドとして使用できないし、折り畳まないと持ち運べないことが分かった。(少し考えたらわかる)
パソコンを持ち運びたい時に、折り畳むというワンアクションが必要になり、荷物がひとつ増えている。特に折り畳むというワンアクションが意外に面倒くさく、持ち運ばないケースが多く、姿勢の改善に至らなかった。
ここで選択の新たな条件として、持ち運べる+手間にならないことを追加した。
使用感としては金属ということもあり、安定性が高く、このタイプは角度が数パターン選べるものが多いので自分にあった角度を選べる事が魅力的だった。
MOFT~在り来たりな選択肢~
そこで選択肢に挙がったのがMOFTである。選択肢に挙がった理由はパソコンに粘着させるタイプの為だ。
常にパソコンと一体であれば、否が応でも持ち運ぶことになる。このルールを守らざるを得ない環境に作ることが習慣化につながる。この考え方は工場でルール化、仕組みづくりをする上でも非常に重要である。
MOFTの使用感
メリット~やっぱり軽い~
MOFTの公式ホームぺージにも大々的に記載してあるが、厚さ3㎜、重さ89gは他社製品と比較しても本当に軽くて薄い。MOFTを貼って持ち運んでも、貼る前と比較して全然気にならない。
更にパソコンを持ち上げると自動で平らになる為、持ち運ぶ際に畳むというワンアクションが不要になることは大きなメリットである。
またMOFTを展開していない場合でも、ガタツキや傾き、滑るようなことがない。
一体型にすることで持ち運ぶ事を強制してもパソコンが重くなったり、通常時の使用感が悪化すれば使用を継続する妨げになる。
しかしMOFTは一体型にするデメリットを最小限に抑えるような設計になっており、貼った後スタンドとして使用しなくても問題ない為、気軽に試してみる事ができる。
メリットを享受するための、デメリットを最小限に抑える設計は技術者として惚れる。
デメリット~軽いことがスタンドとしては仇になっている~
しかし、この軽さというのがパソコンスタンドにとってはデメリットになっている。
スタンド自体が軽いため、パソコンの重さを重心として利用する作りとなっている。その為、パソコンの重心によってスタンドが傾いたり、ガタついたりする。
今回は会社用パソコンにMOFTを装着したが、右側に重量が偏っている為か、MOFTを中央に装着しても左手前がすこし浮くような形になってしまった。
その為、毎回パソコンに手をつく際にガタつくのが現在使用している中での一番の悩みである。手を置いている間は手の重みで安定し、タイピング時には不満はないが、滑り止め等を貼って隙間を埋めようと模索している。
総評~スタンドを使うという仕組みづくりには最適~
初めに書いたように、今回パソコンスタンドを導入する理由は首、手首の痛みの改善にある。その為、パソコンスタンドを使用する事を習慣化したい。
しかし、折り畳んだり、展開したり、持ち歩く必要があるという事が障壁になりパソコンスタンドを使用することが習慣づかないことが一番避けなければならない。
そういう意味で、MOFTは「パソコンスタンドを使用する習慣を身に着ける」という一点においては、最高の選択だと言える。
使用している際の安定性等は、金属製のパソコンスタンドと比較すると落ちるが、パソコンスタンドとしての役割は十分に果たせる機能を持っている。
以上の事から、デスクワークによる首、手首の痛みの改善、またパソコンスタンドの入門機としては最適な選択だと言える。
デスクワークによる、首、手首、眼精疲労は現代病といって過言ではないと思う。
そんな痛みに悩まされることなく、生産性の向上のためにも数千円の自己投資は行ってもよいのではないだろうか。
以上、ご安全に。